2015年9月15日
Tony Suggs (Fender Rhodes) ・Kohei Ando (a.sax) ・山本連 (ba) ・Gene Jackson (ds) ・VIP Guest Russell Gunn (tp)
振り返り( ..)φメモメモ
グラミー賞17度受賞のビッグ・バンド Count Basie Orchestra の第5代ピアノプレーヤーTony Suggsさん。今度は幼馴染で学校の同級生でありルームメイトでもあったという大親友のRussell Gunnを連れて来てくださいました。Russell Gunnはご自身のアルバム2枚がグラミー賞にノミネートされたスーパーアーティスト。そこに、NYの空気を持つドラマーのGene Jacksonさんと、アルトサックスに若手のKohei Andoさん、ベースに同じく若手の山本連という、稀有なメンバーでのカルテットなりました!
Russell Gunnさんの音造りには半端のないこだわりと確かな結果への執念を感じさせます。そして超絶なテクニックをもって、圧倒的なサウンドを繰り広げていく。超クールで超楽しく、本当に最後まであっという間に過ぎてしまったような心が釘付けになるサウンドでした。
そのサウンドを受けて、Tonyさんも応戦していくという。耳打ちされた言葉に、"Ok,Ok..."とにこにこしながらガッツリと、ときに意表を突くような夢のようなファンタスティックなサウンドで豊かな彩りを添えていくようにまとめ上げていく。
Geneさんも今回はめちゃめちゃ力が入っていて、渾身の、そして、表情豊かなパフォーマンスを魅せつけてくれました。
若手のKohei Andoくんは、Tonyともよくセッションしているようで、曲に慣れているということもあってか、かなり自由に楽しんでいました。
山本連くんは、ボストン帰りで言葉の問題はなかったとはいえ、初めての諸先輩方の音楽へのアプローチの仕方に多少ナーバスになっていたようですが、後半は徐々にこなれて来て大健闘だったと思います。
日本にいる才能豊かで志のある若いミュージシャンたちには、やはり、国内外のいろいろな場面に積極的に参加して、さまざまな音楽造りを体験することが、本当に大切だと痛感します。こうしたスーパースターたちと一緒にサウンドを創っていくということが、どれだけ自分の財産になるか、計り知れないものがあると思います。
バールRHODESが開催しているライブは、その後にセッションになることもしばしばです。自分の楽器を持って、あるいは、持たなくても、こうしたライブを聴きに来て、終わった後に一声かけて一緒に音を出してみては如何でしょうか?時間が許せば、皆快く応じてくださる素晴らしいミュージシャンがここにはいます。バールRHODESもそんな方々のために開かれた場所でありたいと思っています。