2015年2月11日
吉田サトシ(gt) ・Tony Suggs (Fender Rhodes) ・ SOKUSAI (ba) ・ FUYU(ds)
振り返り( ..)φメモメモ
2015年から祝日を楽しいサウンドとともにお過ごしいただくため、バールRHODESでは祝日にスペシャルライブを企画しました。 その第一弾が昨日、実現しました。お願いしたのは、何と言ってもこの方、【ニュー・ギター・ヒーロー降臨!】昨年12月に2ndアルバム"Memento"を発売した吉田サトシさん。バールRHODESでも大人気です。 そして、お招きした方々が今や日本を代表するベーシストSOKUSAIさんとドラマーFUYUさん、そして、グラミー賞17度受賞のビッグ・バンド Count Basie Orchestra の第5代ピアノプレーヤーTony Suggsさんでした。 この豪華すぎるメンバー、夢のサウンドがついにバールRHODESにやってきました!!!
吉田サトシさんの華やかにして繊細、色香や艶、切なさ、大らかさ、躍動感、圧倒的なサウンド、凄まじさを感じさせないスムーズにして華麗なテクニック、何よりも楽しそうな表情にいつも元気をいただきます。
今回は、レコ発ライブということもあって、新しいアルバムからの曲中心のセットリストでしたが、いつもCDで聴いているクールなサウンドにはない、はやり生々しい新鮮なサウンドを全身で浴びることができて、幸福でした。
皆さん、本当に音楽は生でも聴かないと!!!その本番を楽しむための予習がCDだとオーナーは信じています。
Tony SuggsさんのFender Rhodes、力強く安定感満載、全くぶれることのないタイム感、そんな中で無邪気な子どものように自由にサウンドを楽しんでいるのがたまらなく嬉しいのです。彼のアレンジのファンキーでクールな"My Funny Valentine"は誰もが度肝をぬかれたのではないでしょうか。何度も聴いてみたい最高のアレンジ。オリジナル曲も素敵でした。
SOKUSAIさんのグルーブ感あふれるベース。地中の底深くから突き上げてくるようなどっしりしっとりとしたマチュアなサウンドで、体の芯から震わせてくれるようなベースはなかなか体験できません。これぞベースという存在感が本当にたまりません。
そして、バールRHODES初出演のFUYUさん。いつも超巨大ホールで何万人ものかたに届くドラムを演奏していらっしゃる方なので、うちのように小さいハコではやりにくいのではないかと心配していましたが、そんな心配は全く無用でしたね。天才はハコを選ばず。。???本当に丁寧で正確で安定したリズム感の中に鳥肌が立つような遊び心というのでしょうか、こちらのはやる心を落ち着かせるかのように、それでも聴くもの皆を最高の高みに連れて行き、ガッツリと曲の中に引き込んでいく強烈な引力を持っていらっしゃる。ドラムセクションが最強に難しいという"Brother T"も自然体でさばいていく。バールRHODESのドラムは時として鳴り過ぎるときがあるのですが、大きな音だなと感じるときも決してうるさくない、そのドラムが持っている最高の音を最大限に鳴らすことができる、お客様や囲まれた環境との距離感を正確にとらえていくさまも見事でした。
そして、このメンバーだけでも凄すぎるというのに、昨日は日本ジャズ界のヒーロー黒田卓也さんが、また遊びに来てくださって、ご自身の"Brother T"を聴かせてくださいました。
また、この日のライブは、公式に録音されております。いつか、その音が皆様にも届くことを願っております。
さらにはお話が、続くのですが。。。
この日J-waveの番組で黒田卓也さんが特集され、吉田サトシさんと出演するというタイミングをお店で迎えることができ、収録されたラジオのインタビューにあわせて、ご本人が生でも答えてくださると言う、奇跡の瞬間も。黒田さんのお茶目なトークに皆大笑いでした。
そして、またまた深夜に繰り広げられたFUYUさんとTonyのセッション、お二人が一緒にやるのは今回が初めてだったそうですが、どんどんとそのグルー ブ感サウンド感がマッチしていることを確認することになり、超盛り上がりました。周囲で聴いている人もその幸福感に巻き込まれて、帰れない帰りたくない ムードに。
本当に至福の一夜となりました。