Akira Nakamura Live “Beyond the Moment”

2014年11月25日

市原ひかり (tp)・成田祐一 (Fender Rhodes)・鈴木よしひさ (gt)・中林薫平 (ba)・中村亮 (ds)

【振り返り( ..)φメモメモ】

中村亮さんのドラムは、いつもスケールが大きく大らかで安定感があり、しかもしなやかで色彩豊か。聴く人の心にしっとりと届くドラムは亮さんならではでしょうか。亮さんのお人柄そのまんまのドラムで、心うたれます。
そして、今回披露してくださった亮さんの曲たちは、シンプルなメロディーの中に隠されたトリッキーなリズムや複雑なコード観の上に広がる壮大な宇宙を思わせる曲、優しくも深い魂の輝きを魅せてくれるような曲など、本当に豊かな感性の曲ばかりで楽しませてくださいました。でもどの曲にも共通するのは、それぞれのパートを受け持つミュージシャンの音楽を最高に楽しめるように仕組んであると思わせる自由さ、聴く人それぞれの今や過去に照らすとそこに希望があると思わせる、そんな気持ちにさせてくれる曲であること。こんな曲をもっと多くの人に聴いていただきたいと思って止みません。

トランペット・フリューゲルホルンの市原ひかりさん、女性らしい多彩でしなやかな透明感のある音、思いっきりのよい男っぽい音裁き、2曲目の"Blue White"ではソロの出だしからそのスゴイサウンドを余すところなく披露してくださって、もう虜になってしまいましたね。どんどんと彼女の世界に引き込まれていきました。
ギターの鈴木よしひささん、今回は超難解な曲ばかりだという中で、最初から一人肩の力の抜けた本当にノリノリの凄まじい音を最後まで魅せてくださっていました。3曲目"a moon and darkness"では彼のギターから始まりましたが、その音に皆がうっとりしていました。ひかりちゃんとのDuo部分は圧倒的な世界観でしたね。
成田さん、第1曲目の"be part of it/be apart from it"のソロから静かに燃えてくださって、このFender Rhodesで、スローな曲の中で都会的なセンスと大人のクールな成田さんらしい語り口を披露してくださった。これを聴けば、もう後は間違いありません。アッ プテンポな2曲目以降ももうご機嫌なブットビ炸裂です。
ベースの中林薫平さん、いつもいつも最高のパフォーマンスをしてくださるのですが、この日はまたその技炸裂。1st最後の"through you"でのソロは凄すぎてヤバかった、と音楽仲間のTanyさんとも後で思い返してはドキドキするほど。
ゲストとして参加してくださったFasunさん、その透明感と存在感のあるボーカルはバールRHODESでもお馴染みですが、今回は亮さんの曲にご自身の想いを載せた曲"Home to You"で熱唱してくださいました。続く"Centralize"でのひかるちゃんとのユニゾンやスキャットも素敵でした。

このライブ、さらにすごかったのは、ものすごくたくさんのミュージシャンの方が観に来てくださったことです。中でも、写真にはありませんがNao Yoshiokaさん、Shirma Rouseさん、Kaoruさん、Maya Hatchさん、Hiro-a-keyさん、KOTETSUさん、等々。。。なぜか今をときめくシンガーのかたがたが集結で、ライブ後Shirmaさんはその歌声まで披露してくださいました。これも亮さんのお人柄、魅力なのだと思います。