2015年7月14日
成田祐一(Fender Rhodes) ・井上銘 (gt) ・山本連 (ba) ・河村亮 (ds)
振り返り( ..)φメモメモ
☆2nd Anniversary Special shows☆
まもなく2周年となるバールRHODESが皆様にお届けしたいライブの第二弾は、もちろん成田祐一さんのリーダーライブ。成田さんが引き連れて来てくださったこのイケメン4人のカルテットは他のどこでもやったことのない初組合せとのことでした。井上銘さんと山本連さんはバールRHODES初登場。
この日は目だけではなく、もちろん耳にも本当に幸福なライブであったことは間違いありません。外は吐き気を催すような暑さだった昨日、バールRHODESには夏の高原で森林浴をしているような、そんな爽やかで、木漏れ日がキラキラと輝く、この上なく心地のいい空気が流れていました。
皆で2曲ずつ持ち寄って、セッションのような感じにしたかったという成田さん。5拍子にアレンジしたブラジルのウェディングソング"Setembro"とクールなアレンジの"Love Theme From Spartacus"を持って来てくださった。今回はどうやら愛がテーマなのでしょうか。。ご自身でRhodesの調律もしてしまう成田さん。この日もオープン前にさらに入念に調整を行いRhodesが最高の状態に仕上がっているという中、Fender Rhodesでの入魂のサウンドやめちゃめちゃ早いピアノワークやクールなコード感が冴えわたっていました。
初出演の井上銘くんは、自身の素敵なオリジナル"First Train"とJohn Scofieldの"Chicken Dog"を選曲。若くして多くの固定ファンを持つ彼のギターは、透き通っていて魂に届く、クールなコードワークが冴えた明るく温かく愉快なサウンド。銘くんはLed Zeppelin好きでもあるらしい。最後の井上淑彦さんの"Fireworks"も銘くんの選曲だったのかな?ここは不明。
同じく初出演で大人気の山本連くんは、Herbie Hancockがまさにエレキピアノ(Fender Rhodes)で弾いていた"Tell Me A Bedtime Story"とCarla Bleyの"Rawns"。"Tell Me ・・は連くんのお気に入りの曲だそうで、"Rawns"もめちゃめちゃ気持ちのいい曲でした。連くんは遊び心も満載な大らかな大物を感じさせるベース。
この二人の若いアーティストたちは、よく一緒に演奏していることもあって、本当にコミュニケーションが取れた楽しいサウンドを魅せてくれました。この歳でこんなサウンドを創れるんだから、末恐ろしいと言うか、ずっと見守っていきたいですね。
この中では一番お兄さんな河村亮さんは、オリジナル"This or That"を持って来てくださいました。河村さんの繊細でFender Rhodesとのバランス感もバツグンなドラムは今日も健在。昨日がお誕生日だったという亮さんに、お客様からケーキの差入れがあり、サプライズのバースデーソングを成田さんが弾き始めると、自分のこととも知らずにドラムを合わせてしまう生真面目さ。自分かよ、と驚く彼は、顔を赤くして楽しそうでした。
今をときめく若手の精鋭たちのライブは、本当に刺激的で予測不可能なものとなりました。